緊張とリラックスの狭間

経営者はダメな時に試されます。

経営者だけでなく、人は
うまくいっている時より、
うまくいっていない時や
逆境に立たされた時に
その人の本質が現れてきます。

身口意の一致。

行動と言葉と精神を一致させる。

その人の本心を見たければ、
言葉ではなく、行動を見なさい

と言います。

言うことと行動が一致していること。

これがずれてしまうと、
様々なことにズレが生じてしまいます。

何事も心から気持ちよくやれる時は
心が澄んでいる時です。

迷いやズレが生じていると、
心も曇ってきます。

仕事や人間関係でうまくいかない時は
自分の軸が通ってない時。

自分の中で筋が通ってないと
言動も一致しなくなってしまいます。

言動がぎこちなくなると、
体の動きもぎこちなくなります。

どこか不具合を感じ、柔軟でなくなり、
硬く重くなっていきます。

調子が整わないと焦ってしまい、
ますます軸を見失ってしまいます。

焦ってしまうと力んでしまい、
近視眼的に目の前のことしか
見えなくなってしまいます。

目の前の問題をどうにかしなくては
と思う時は、とくに落ち着いて
体の力を抜いてリラックスしましょう。

体がゆるんでくると、もっと
全体的な視野で物事がみれます。

自分や自社の問題ばかりをみるのではなく、
相手の身にもなってみます。

自分の利益ばかりを考えるより、
双方にとってのメリットは何か?
と考えるほうが、目の前の利益を得る
より長い目で見たらメリットがあります。

問題が深刻であればあるほど、
全体的な視野を持って対応したいです。

ピンチになればなるほど、
リラックスして全体視野に入る。

これはなかなか難しいことですが、
フロー状態は、緊張とリラックスの
狭間で起こります。

常日頃から、リラックス状態を
心がけていると、いざという時も
平常心のままに対応できます。

何事も必要以上に力んでしまうと
うまくいかなくなります。

どんな時にもベストパフォーマンスが
出せるよう、日頃から意識して
おきたいですね。

原田正文