成功する思い込み、失敗する思い込み

思い込みの強い人で、うまくいく人と
うまくいかなくなる人がいます。

その違いはなんでしょうか?

例えば、融通が利かない人がいます。

いわゆる頑固者。

こういう人たちは、
思い込みが強いです。

「これが正しい」という思いが
強すぎて、他を受け入れません。

頑として自分の意見を変えようとしないので、
そういう人とやっていくのは難しいです。

思い込みの強い人に真っ向から
「それは違う」と言っても、
反発されるだけです。

相手が納得いくよう、事実を踏まえ、
諭していくしかありません。

もしあなたが周りとうまくいかないとか、
物事がスムーズに進まないというのなら、
何か意固地になっていることがないか、
探ってみるといいでしょう。

過去の成功パターンや失敗パターンに
固執してしまうことはよくあります。

このやり方でないといけないとか、
自分はこうだからできないとか。

思い込みには執着があります。
執着すると手放すのが怖くなります。

だからますますそこに固執して、
その考えを手放すまいとして、
正当化を始めます。

これが正しい、
こうなるはずだ、と。

そこには不安や恐怖が潜んでいますので、
それを持っていると足を引っ張ります。

成功をもたらす思い込みもあります。

スティーブ・ジョブズは
偏屈だったことで有名です。

彼の場合は、徹底的に自分の意思を
貫いたことが事業の成功に繋がっています。

大成功を収めている人たちは
皆、思い込みが強いです。

周りが反対しても、
それを押し切る強さがあります。

その思い込みは「絶対に達成する」
という信念となります。

「こうする」「こうなる」
という強い信念があります。

未来の成功に確信を持ち、
それに向かって果敢に進みます。

不安や恐怖はあれど、それよりも
実現したい思いの方が強いです。

失敗しても「他の方法があるはずだ」
と思ってあきらめずに進みます。

これを実現すれば世の中は良くなるとか、
人々が救われると考えて進んでいきます。

過去の成功や失敗に固執して、
考えを固めて変化を止め、
現状維持をしてしまうか、

未来のビジョンを強く思い描いて
その実現のために柔軟に対応できるか。

同じ思い込みでも、
その結果は大きく変わります。

失敗を恐れてる時は
融通が利かなくなります。

この思い込みは重くなり、
行動を阻みます。

未来に向けての良い思い込みは
行動の原動力となります。

強いビジョンは人を惹きつけます。

自分自身に対しても「絶対にできる!」
とポジティブな思い込みをすれば、
行動がそれに合わせて変わります。

自分が「こうだ」と信じていること、
それが成功をもたらすのか、
現状維持のためのものなのか。

自分の思い込みなので、
気づきにくいところはありますが、

常にチェックして、成長を阻む
思い込みは手放していきましょう。

原田正文