正しい問いに正しい答えは宿る

起業したいと思っている人たちから
よく出る質問があります。

それは、

「私でもできますか?」

です。

初めての起業であれば、
不安も伴うでしょう。

今勤めている会社を辞めることを
前提に考えているのなら、
収入がなくなる不安もあります。

だからそういう質問が出るのも
わかります。

しかし、この質問そのものより
なぜこういう質問が出てくるのか?

「できるかどうか?」に
正しい答えはありません。

できるまでやればできるし、
途中であきらめればできません。

やる前から「できるかどうか?」を
質問して悩んでいても時間の無駄です。

状況はどんどんと変わっていきます。

今日と明日では、
答えが違うことだってあります。

正しい答えが見つかったら
実行しようと思っていたら
ずっと答えを探し求めてしまいます。

完璧になってから始めようと
思っていたら、いつまでたっても
始められません。

大事なのは、正しい答えを見つける
ことではありません。

質の良い問いをすること。

アインシュタインの名言があります。

『いかなる問題も、それをつくりだしたときと
同じ意識によって解決することはできない。』

問題と同じレベルで質問をしていては
解決法が見えてきません。

正しい答えを見つけて、
それを実践することが大事ではなく、
正しい問いをする力を担うこと。

問いの中には答えがあります。

正しい答えを求めるのではなく、
正しく問い続けて行動していれば、
現状からブレイクスルーできます。

では、どんな質問がいいんですか?

そういう問いが出てきそうです。

気張らなくてもいいです。

当たり前のことに問いが持てたら
人生楽しくなります。

なぜアリは小さいのか?

お金なしで暮らしていくには
どうしたらいいか?

なぜ日本人は箸でご飯を食べるのか?

などなど、キリなく日常には
問いが埋まっています。

こんな質問ができる人は、
アイデアが豊富です。

ビジネスアイデアはいたるところに
転がっています。

それに気づく力を養うこと。

それはどんな問いをするかに
含まれています。

何かアイデアを思いついた。

ニーズがあるのか、同業他社はいるのか?
リサーチした。

これなら売れる!と思った。

ではどうしたら売れるのか?

そういうところから考え始めることで
ビジネスの力が養われていきます。

原田正文