点の失敗、線の成功

成功する人は行動が早いです。

思いついたら即行動します。

行動しながら考えます。

多くの人は失敗を恐れます。

失敗したくないと思うので、
行動が鈍ります。

失敗しないとわかったらやろう
と思います。

なので準備段階で慎重になります。

そして、行動に移せないまま
ズルズルと日が過ぎていきます。

失敗は成功のもと。
ピンチはチャンス。

などの言葉がありますが、

失敗の定義を変えてください。

デジタル大辞泉によると、

失敗とは、

物事をやりそこなうこと。

方法や目的を誤って
良い結果が得られないこと。

しくじること。

となっています。

これらはすべてやってみた後の
結果です。

何かをやってみて、
うまくいかなかったことを
「失敗」と呼んでいます。

その行動を起こさなかったら
そもそも失敗はありません。

失敗がない状態は、
何もしていない状態です。

つまり失敗は、
「やったことの証」です。

あなたが行動した、
何かに挑戦した証です。

その結果がうまくいったかどうか。

しかしそれだけでは点思考です。

つまりその時の状況でしか
判断していません。

芸術的に優れている陶器を
作ろうと思えば、その前に作った
何十個もの失敗作があってこそです。

その何十個、何百個の駄作の上に、
奇跡の逸品が出来上がります。

失敗の連続は、あきらめなければ
成功への道となります。

失敗は行動を起こしたという証です。

あなたが前に進んでいる
ということを表しています。

成功する人は、誰よりも
たくさんの失敗をしています。

だから成功します。

失敗をたくさんすれば成功する
というわけではないですが、

失敗を恐れていては前に進めません。
たくさん失敗してもいいのです。

経験を積んで、打たれ強くなって、
実力が身についていくと、
その失敗が実を結んでいきます。

失敗は、これではうまくいかない
という一つのデータでしかありません。

大事な教訓として受け止めますが、
いつまでも引きずってはいけません。

行動する前に悩むのか、
行動した後で悩むのか。

この差は大きな違いを生みます。

行動する前に悩み出すと
決断できず、動けなくなります。

10回ぐらい失敗したら成功する
と最初っから思っていれば、
失敗は想定内です。

営業で10人に声かけして、
一人の成約が取れるなら、

10分の1の確率で
成約が取れることがわかります。

その一人を得るためには
10人に声かけすればいいわけです。

一人一人の点思考で考えれば、
9人の失敗と、一人の成約となり、
落ち込んでしまいそうです。

が、線思考で考えれば、
一人の成約を得るためには、
10人への声かけが必要だ
ということになります。

総じてみれば、それでOKです。

常に動きながら、点の失敗を
線の成功につなげていきましょう。

そのサイクルが早いほど
成功も早くなります。

原田正文