幸せすぎてなんだか怖い

ドラマとかでよくありますが、
女性が「私、幸せすぎてなんだか怖いの」
って言います。

この感覚持っている人って
けっこういるように思います。

これって、幸せになりすぎると
不幸がやってくるって考えに
基づいています。

世の中はバランスが大事と言います。

いいことがあったら
どこかで悪いことも起きて
それで帳消しになって
バランスを取っている。

確かにそれもありますが、
一生のうちに得られる幸せの量が
決まっているかと言うと
そんなことはないと僕は思います。

僕は、人は元来いい人だと思ってます。

自分一人がお金持ちになるとか、
幸せになっても、周りがそうでなければ
本当の意味で幸せになれません。

だから自分一人がいきすぎた場合、
自分の心のバランスを取るために、
無意識によくないことを起こしたりして、
帳尻を合わせます。

いいこと続きでうまくいっていると
つい有頂天になり、自分の力を過信し、
高飛車な態度になったり、上から目線
になりしがちです。

そうすれば、周りから非難されるでしょう。

周りからのやっかみが嫌だとか、
目立つと叩かれるとか、そんな理由で
自分でセーブしてしまう人もいます。

無意識に自分で程よくバランスを
取っている人がほとんどです。

つまり運が落ちるのは、自分が
そのように仕向けているからです。

ずっと幸運が続いている人は、
そのような心がけをしています。

反対に、不運続きの人もやはり
そうなるような行動をしています。

ビジネスをしていて、自分一人が
勝ち続けようとすると敵を作ります。

win-winの関係を築いていけば、
共に勝てる状況になりますから、
長続きしやすくなります。

「自分さえよければ」という気持ちでは
短期的にはうまくいっても、
長期的に成功し続けることは難しいです。

運がいい人はそうなるように
日頃から気をつけています。

人を勝たせたり、助けたり、
先を読んで手を打ったり、
人知れず努力していたり。

人に見えないところで
陰徳を積むことも運を引き寄せます。

幸運も良縁も
人がもたらしてくれます。

受け取れるものは受け取り、
それ以上に与え、分かち合えば、
幸運は減るどころか増えていきます。

原田正文