とんでもない勘違い野郎

とんでもない勘違い野郎。

昔、僕もそんな時期がありました。
とんだハッタリ野郎でした。

最初に東京で就職した時、
自己啓発本の読みすぎで、
自分は成功者だと思い込んでました。

よく言えば、セルフイメージが高い。
悪く言えば、気持ちだけが先走ってて
実力がない痛いヤツ。

口達者で威勢が良かったんで、
ハッタリでできると思わせて
その会社に入れました。

ところが、全然使えない。

エクセルもパワーポイントも使えず、
仕事を任せても上手くいかない。

10ヶ月も経つと、自分は失敗の
ループに入っているし、周りからは
使えない奴と思われてました。

1年後には窓際族になってる始末。

今思い返せば、まだ実力がなく、
夢ばかり思い描いていました。

威勢良くしてできる自分になろうと
必死だったんだと思います。

裏を返せば、自分に自信がなかった
んだなと。

だから必要以上に粋がって
できる自分を演出して。

その後、フリーターになって
居酒屋のキャッチなどをして
目の前のお客様に関わることを
学びました。

人には自分の器以上のことは
起きません。

成功したいなら気持ちだけではダメ。
実力もつけないと。

経験を積んで、スキルも身につける。

強がって、こうやれば成功できるとか、
今まで自分はこうだったから、
と自分を出しすぎるとコケやすいです。

自分で自分の足を引っ張っています。

その自分はまだ成功していない
ハッタリの自分。

本当は自信がない。

自信のあるフリをすると
必要以上に力んでしまいがち。

「こうしたらうまくいくはずだ」と
自分のやり方に固執してしまいます。

それでうまくいかないと
ますます必死に頑張るんだけど、

はたから見ていると、
「そこじゃないんだよね」
という感じ。

そういう時は「俺ならできるはず」
という気持ちを横に置いて謙虚になる。

学ばせていただく姿勢を持つ。

人生は決めたら変わります。

粋がるのをやめると力が抜けます。
焦りや見栄がなくなります。

自分を前に出しすぎていると
「できるはずだ」「やらなければ」
という思いが強くなりすぎます。

自分がどうだということよりも
「こういう結果を出す」と決めます。

決めたら、あとは淡々と、
結果を出すために自分のやるべき
ことをやっていくだけ。

環境が自分を作ってくれます。

だから「絶対にできる、やる!」
と決め、なりたい自分になれる
環境に飛び込む。

やると決めたら、
ハッタリでいいから飛び込む。

飛び込んだら、
周りから学ぶ姿勢を持つ。

正しいやり方と正しい順番を
学ぶ、身につける。

あとはひたすらにやる。

自分のやり方を押し通すんじゃなくて、
結果を出している人はどうやって
いるのか?を観察して真似ます。

これはいけると思うことは
取り入れます。

ステージをあげることによって
得られることがあります。

嫌だと思うことが起きてない時は
ステージが上がっていない時。

途中経過はすべて学びだから、
失敗してもくじけない。

とんでもない勘違い野郎から
始まってもいいんです。

すべてのことは意味があるから。

やると決めたらやれます。

もちろんあなたにもできます。

原田正文