世の中に貢献したいあなたへ

世の中に貢献したい、
何か人の役に立つことをしたい、

そんな風に思って、
ビジネスを始めたいと思う人は多いです。

それは素晴らしいことです。

最近は、自分がお金を儲けることより、
社会貢献したいから仕事をしたい
という人が増えてきています。

特に若い世代は、
物や情報が溢れる時代に生まれて、
物質的に豊かになることに
そんなにハングリー精神がありません。

お金をあまり使わずに
田舎暮らしやボランティア、
ゲームなどしてたり、

クラウドファンディングのような
人を応援することにお金を使うことを
好む人も多いようです。

お金がなくても自由に生きていける
と思えることは素敵だなと思います。

しかしこの考えが、
「お金儲けは汚い、良くない」
という考えのもとにあるのなら、
そこは見直したがいいです。

多くの人が起業してからぶち当たる
壁の一つに”お金のブロック”があります。

あなたは自分のビジネスで
お金をもらうことに抵抗ありますか?

自分の商品は良いと思っていても、
それに対してお金をいただくことに
抵抗を感じますか?

そのため人に勧められなかったり、
安価で提供していませんか?

お金を持つことに罪悪感や
嫌悪感があると、受け取ることが
スムーズにできません。

でもビジネスの結果は売上です。

売上がなければ、
そのビジネスは成り立ちません。

「いや、うちは社会貢献が大事だから。
お金じゃないんです。」なんて
言っていたら、生き残っていけません。

そこはシビアに直面すべきところ。

多くの人が、
「お金がないと生きていけない」
と思うと同時に、

「お金持ちは汚い」とか、
「お金は悪だ」という観念を持っています。

「お金がすべてじゃない」
というのは本当だけど、

その言葉に逃げてしまうと、
目の前の現実から逃げてしまいます。

ボランティアに励むのもいいけど、
稼いだお金で人々を救う方法も
いくらでもあります。

きれいごとを言う前に
やれることはやったか?

「お金がすべてではない」
という前に、最善を尽くしたか?

お金は儲からなくてもいいから
もっと社会貢献したい。

と思うより、

お金を儲けて
たくさん社会貢献したい。

社会貢献したいからもっと稼ぎたい。

と思う方が健全ではないでしょうか?

お金を稼ぐことから逃げていては
愛する人たちを守ることもできません。

しっかり稼いで、
しっかり社会貢献する。

自分にはできると思って
前に進み続ける。

やりきるまで逃げずに直面する。

強い意志を持って
淡々とこなしていく。

仕事が成功してお金が儲かるのは、
死ぬ気になってコミットして、
とことんやり続けるからこそです。

本当に人の役に立つことをしたいなら、
飛び込んでいきましょう。

橋の上から眺めているだけでは
大したことはできません。

川に飛び込んでずぶ濡れになって
初めて見えてくるものがあります。

それをやって初めて真剣に、
「お金を稼いで社会貢献したい」
と本気になるのかもしれません。

自戒を込めて。

原田正文