まさか自分が?

人生ドツボに落ちて這い上がった人は
たくさんいます。

大成功を収めた人たちはたいてい
一度や二度、そのような危機に陥っています。

破産寸前になる、
多額の借金を背負う、

信頼していた誰かに裏切られ、
ごっそりお金を持っていかれる、

家族のためにがむしゃらに仕事に励んで
仕事が軌道に乗り出したら
家族崩壊、離婚の危機とか、

失恋した、受験に失敗した、
リストラにあった、詐欺にあった
なども。

もうダメだと思うことは何かしら起きます。

そんな時に「なんで自分は…」と
落ち込んでしまいがちです。

逆境が起こると、
今までの自分のあり方を本気で
変えないといけなくなります。

ピンチはチャンスと言いますが、
それは本当にチャンスです。

人は「自分を変えたい」と言いながら
なかなか変えることができません。

崖っぷちに立つことでやっと
本気で自分に向き合います。

これは厳しい道ですが、
早く成長できる道です。

二進も三進もいかなくなり、
もうやるしかないという状況になれば
人は動きます。

「まさか自分が?」と思う行動がとれます。

この「まさか自分が?」が曲者です。

その自分は
”限界を設定している自分”です。

自分はこのぐらい、
これは自分にはできない、

と勝手に決めています。

崖っぷちに立つことで
向こう岸にジャンプせざるを
得なくなります、

勇気を振り絞って
思い切ってジャンプします。

向こう岸に飛んで初めて
「俺にもできるんだ!?」
と気づきます。

逆境や失敗と思えることは
そこが終点ではなく、
まだゲームの途中です。

ゴールに向かうプロセスの最中です。

だから失敗はありません。

ピンチはもっと成功できる
手前のチャンスです。

もう手がないと思ったところから
まだまだ考えます。

自分が限界と思ったところは
限界ではありません。

まだまだできます。

出尽くして、やり尽くして
もうダメだと思ったぐらいに
チャンスの女神が現れます。

それぐらいにならないと
火事場のバカ力は出ません。

できないことはやってこない
と言います。

普段の僕たちは本気出してません。

本気を出さざるを得ない状況に
自分をもっていくと、
思わぬ力を発揮します。

勝負は最後までわかりません。
どんでん返しもあります。

「うまくいかなかったら…?」
とずっと悩んでいるより、
まずやってみましょう。

やってみたらわかります。

うまくいかないのなら改善して
そしてまたやって改善して、

それを続けていけば、
いいものが生まれますし、
腕も上がります。

成功する人は最後まであきらめずに
圧倒的に行動し続けた人です。

僕たちはプロセスの中にいます。

今、いい状況の人も、悪い人も、
それはプロセス。まだ途中です。

そのつど、やれることを
精一杯やっていけばいい。

逃げるとそのツケはついて回ります。

自分にしっかりと向き合っていれば
どんどんと物事は良くなっていきます。

「やれることは全部やった」と
言っても、またさらにやる。

それぐらいの根性を持てば
必ずうまくいきます。

原田正文