四畳半で雪を降らせました

ふと思い出しました。

昔の自分を。

最初に雪を降らせたことを。

雪を降らせた?
なんですか、それ、魔法使いですか?

いえいえ、昔のバカな話です。

僕は1回、起業に失敗しています。

大学生の頃から起業したいと思ってました。

家が貧乏だったので、それを打破すべく、
成功者になりたいと。

そう思っていろんな成功者の本や
自己啓発の本を読みまくりました。

セミナーに行ったり、
夢をノートに書いたりしてました。

僕はどこにでもいるような
アルバイトをしている普通の学生でした。

特に何かに秀でていたわけでもなく。

熊本生まれの熊本育ちだけど、
東京に行って就職して、
絶対、結果を出そうと意気込んでました。

その時は、はたから見たら、
自己啓発かぶれの成功オタク。

まだ実績も経験も何もなく、
気持ちだけが成功している気分の
全然イケてない勘違い野郎でした。

東京で就職したはいいけど、
威勢だけがよくて、全然仕事ができない。

あいつ、使えないよ、となって、
どんどん失敗のループにはまっていきました。

気がついたら、23、4歳で窓際族を経験。

1年3ヶ月ぐらいで逃げるように
会社を辞めてしまいました。

起業すればどうにかなると思って
起業しようと思ったんですが、
どんなビジネスをすればいいか
わかりませんでした。

この時は何もなかったですから。

経験もない、お金もない、実績もない、
成功した経験もない、、、

当時、アメーバブログをするといい
と聞いて、それを始めることにしました。

何か書いてたらどうにかなるかな?と。

調べてみると、アメーバブログに
プラグインがあって、貼り付けると
フラッシュで雪が降るようになってました。

そこでそれを貼り付けた。

雪が降った。

でも雪が降っただけ。

その後、1年間、
フリーター生活となりました。

サラリーマンには戻りたくないし、
かと言って、起業で稼げているわけ
でもないし、お金はないし、、。

居酒屋のキャッチなどを経て、
またその後、就職して辞めて、
2回目の起業をして今に至ります。

僕も初めはチョーダサかった。

起業したからといって、
すぐにうまくいくとは限りません。

起業したら、自由な生活になって
楽できると夢見るのもいいですが、

あきらめないタフな情熱を持って
泥臭く地道に進んでいくことです。

僕も挫折の連続を乗り越えてきました。

最初はみんな、素人です。

僕も全然経験がなかったし、
パソコンで雪を降らせるぐらいしか
できませんでした。

それでも紆余曲折を経て
起業できました。

自分は何の取り柄もない、
今の仕事もうまくいってない、

サラリーマンでもうまくいってないのに、
こんな自分が起業して成功できるわけがない
と思っている人もいると思います。

でも、ちょっとしたことで
人は変われるんです。

ほんのちょっと前に進む。

それをし続けていると
自分が思い描いていたことが叶っている。

そんな状態になれます。

あきらめたら終わりです。
今のままが続きます。

何もしなければ何も起こりません。

一歩でも半歩でも進んでいくなら、
希望とやる気を捨てずに進むなら
どうにかなります。

1回起業に失敗したら
2回目に挑戦すればいい。

ダサくても泥臭くてもいい。

夢を持って、それに向かって
毎日1mmずつ進んでいきましょう!

原田正文