360度の視野を持つ

事業がうまくいって収益が安定してくると
安心して気がゆるんできます。

すると今ある成功にしがみつき始めます。

しかし状況は常に変化していきます。

経営者や起業家は、現状をいかに
維持するかにとらわれるのではなく、
未来を常に見ていかないといけません。

毎日いろんなタスクをこなすことや
今ある課題で頭がいっぱいになると、
それだけで1日が終わってしまいます。

目の前の課題をこなすことに
手一杯になると、
未来のことにまで頭が回りません。

「今日は忙しいから明日に」
と思っていると、
「また明日「また明日」と
必要なことが延期されていきます。

私たちの脳は思いついたことを
すぐに忘れてしまいますから、
思いついた時がやりどきです。

すぐにできないのであれば
メモして忘れないようにします。

しかし目の前のことに追われてしまうと、
大きな視点を見失いがちです。

「なんのためにしているか?」
を忘れてしまうと、ただの作業が
山積みになっているだけになります。

いつ終わるのかわからない作業に
モチベーションも下がってしまいます。

そんな状態が続くと、
気がついた時には大きく手を
入れないといけない状態になります。

そんなことにならないよう、
目の前のことをこなしながらも、

常に未来を見据える視点を
忘れないようにしたいものです。

また反対に、

大きなビジョンを掲げていても
具体的に何をしたらいいかが見えてこないと、
人はなかなかついてきません。

大きな夢あるビジョンを示しつつも、

具体的に今、何をしていったらいいのか?

を明確に見せることができると、
人も動きやすくなります。

強い信念を持つことは大事ですが、
一徹になりすぎると動きが悪くなります。

一つの視点に固定しすぎないことです。

このバランスが大事です。

視野は広く、いろんなポイントから
見る目を鍛えたいですね。

臨機応変に物事を捉え、
未来を見据えた行動をする。

日々が学びです。

自戒を込めて。

原田正文