人に投資をするとミラクルが起きる

「自分で汗をかきなさい。 
 手柄は人にあげなさい。
 そして、それを忘れなさい」

この言葉を僕は胸に刻んでいます。

会社が続いていくには
売上は欠かせません。

利益がなければ、
それはビジネスとは言えません。

が、それだけを求めるのは虚しいです。

昔なら売上を上げることだけに
がんばれた時代もありました。

しかしその頃の会社は
終身雇用制度がありました。

会社が潤うことは、社員にとっては
自分の将来の安定につながることなので
一生懸命になります。

会社全体が一つの家族のような
ところがありました。

が、今はもっとドライです。

会社が気に入らなければ転職するし、
定年までいようと思っていない人も多いです。

売上を上げることで、社会に貢献
することももちろん大事ですが、

営利目的を超えた世界観やビジョン
を持ち、社員みんながそれを共有している。

そんな会社が求められています。

自分はお金のために
この仕事をしています。

ではなく、

自分は「社会を良くしたい、元気にしたい」
からこの仕事をしています、

と言えると自然と笑顔になります。

自分の得だけ追いかけていると、
逆に奪われる状況を生みます。

自分にメリットがあるとわかると
ハエみたいにすぐ寄ってきては、
提案をする人がいます。

逆にそうじゃないとわかると、
傍若無人な対応をする。

そんな人とは一緒にいても
ミラクルは生まれません。

結果は人が運んでくれるものですから。

「オレは、成功したい!」
「わたしは、幸せになりたい!」

最初はこういう気持ちも大事です。

が、そんな、オレオレ・わたしわたし思考が
強すぎると、人を蹴落としたり、
騙したり、利用してしまいます。

残念な人はホントたくさんいます。

ポテンシャルはあるのに。

結局、人生とは人間力に尽きるなと
思わされます。

完成はありませんが、
ステージを上げ続けることは可能なので、
引き続き進化を続けていきたい。

人間として修行の毎日です。

自分を手放して、
人を勝たせる可能性を追求していきます。

自分が天才になるより、
周りに天才をたくさん創っていきたいです。

だからどんどん好きな人に
好きなだけ僕の全てを
投資していきたいなと思いました。

人生でミラクルな感動を
起こすために。

自戒を込めて。

原田正文