最後は勘がものを言う

経営には数字を見ることが大事。

これは現実として目の前に現れる
ものだから、まずこれをちゃんと
読み解いて把握しないといけません。

でもそれだけにこだわってしまうと
肝心なところが見えてきません。

いい例が、お役所。

職場の机でたくさんの書類と格闘している人と、
現場で実際に現地の人と触れて話した人
との見解の違い。

往往にして大きくずれることがあります。

紙面上のことだけ見ていると
見えてこないことがあるから。

それでわかったつもりになってしまいます。

でも時には現場に赴くことが大事。

実際にスタッフやお客様と話をして
肌で感じるものも大切。

この肌感覚はとても大事で、
最終的には勘がものを言います。

いろんなデータや人の意見や情報を
得ても最後に決断するのは自分。

その時に必要となるのは勘。

数値を見ても、案件を見ても、
今までに培われてきたものが
ピキッと作動して、これはいける!
とか、これはやばい!とかわかります。

この勘は、今までいろんなものを見て
いろんな体験をして、いろんな人に会って
という積み重なった経験値によって導き出されるもの。

だからいろんなことを経験したほうがいいし、
いろんな人に会ったほうがいいです。

どうせなら自分がすごいと思える人と会いましょう。

いろんなビジネスモデルを見て、
いろんなことをやって、

それらが自分の中で熟成してくると、
いざという時には直感が働きます。

自分の中で培ってきた経験と
目の前に叩き出される数字と
現場で感じられるものと

それらが自分という計算機の中で
カチカチと計算され、現実と勘とが
うまく混ざり合って導き出されます。

それが磨かれていくと
ベストな決断ができるようになります。

僕なんてまだまだその修行中だけど、
すごい人はすごい。

常に諸先輩方から学ばせていただいて、

自分がさらなるステージに上がるため
謙虚に受け止めることが大事。

そして、さらなる組織化に取り組みます。

本当に日々学びの連続で、
そんな僕に付き合ってくれる方々には
本当に感謝です。

まだまだ上を見ればきりがなく、
それでもたくさんのいろんな人に
貢献ができないだろうかと日々切磋琢磨してます。

あなたもいろんな人に会って
いろんな経験をしていきましょう。

新しい経験は、自分の中の情報が増えること。

その情報は多いほうがいいです。

それがあなたに必要な直感をもたらします。

原田正文