成功を習慣化する

『1万回の法則』というものがあります。

何事も1万回続けるとものになる
というものです。

ただし1万回続けばいいというわけではなく、
その一回一回の密度や集中力も関係してきます。

歯磨きを1万回続けたからといって
歯磨きの達人になれるわけではありません。

歯磨きの達人になりたいという意図のもとに
歯磨き1万回をしたら、その磨き方は
かなりなものになるでしょう。

それぐらい繰り返せば、
その道のプロになれる可能性は高いです。

大事なのは、繰り返しすること。

まずは何度も繰り返して
意識せずとも自然にできるようになること。

これはビジネスにも言えています。

こうすればうまくいくという
テンプレートはいろいろあります。

コピーライティングもしかり、
スピーチやセールス、ローンチもしかり。

人間心理や今までのデータに基づいたノウハウが
あるのなら、それに則ってする方がうまくいきます。

我流でやると、たいてい最初はうまくいきません。

なかなか稼げなくて、結局遠回りをしてしまいます。

もうすでに成功した先人たちが
たくさんトライ&エラーを繰り返して
導き出した成功ルートがあるのなら、
それをまず身に付ける方が近道です。

そのためには、まずそれを学び、
無意識にできるぐらいに
自分に落とし込むことが大事です。

コピーライティングであれば、そのルールに
則った文章がスラスラと書けるぐらい
テンプレートに沿って書いていくこと。

「写経」という言い方がありますが、
良いコピーライティングを手書きで
書き写すといいと言われます。

スピーチにしても何十回でも練習すれば、
流暢に自然に話せるようになります。

印象的な間合いの取り方などもわかってきます。

プレゼンの天才と言われる
あのスティーブ・ジョブスでさえ
かなりリハーサルしていたそうです。

だからこそあのプレゼンができたわけです。

意識しなくても自然にできてしまうまで
反復練習します。

それぐらい繰り返して完全に自分のものとします。

無意識下に落とし込まれたら
あとは自動操縦になります。

いちいち意識しなくても
自然にそのように行動できます。

いったん習慣になってしまえば、
意図的に変えようとしない限りは、
ずっと習慣として継続されます。

「守破離」という言葉があります。

武道や茶道などにおいて、
型をまず徹底的に練習します。

それが無意識でできるまで落とし込めて、
初めてその型を破ります。

そして、それ以外のものも試してみて、
最後に自分のやり方を確立していきます。

ビジネスも同じようにすると成功が早いです。

まずはすでにある成功のロールモデルを
徹底的に真似ることです。

それを繰り返し繰り返し自分に落とし込みます。

人間の活動のほとんどが無意識によるものです。

僕たちは毎日同じようなことを繰り返しています。

朝起きて、服を着替えて、顔を洗って歯を磨いて、、と。

いつものことなので、当たり前のようにやっています。

習慣化されていることはストレスになりません。

成功マインドやノウハウを
自分の無意識下に落とし込めさえすれば、
成功が習慣化されていきます。

そして「結果が出るのが当たり前」
というマインドに変わっていきます。

そうなると結果が出ない方がおかしいです。

無意識は結果を出すために
いろんなチャンスを見つけてきます。

新しい取り組みや行動、マインドセット
を取り入れたら、繰り返し繰り返し
反復してしっかりと身につけましょう。

それを無意識下に落とし込んで
習慣化したら、また新しいものを身につけます。

習慣はすぐには変わりませんから、根気よく繰り返し、
マイペースで少しずつ変えていきます。

少しずつでも成功マインドを身につけていけば、
数年後にはあなたの人生は大きく飛躍していることでしょう。

原田正文