感覚を研ぎ澄ます

僕たちはセルフイメージや、
達成したい目標や信念を持ってます。

頭でいろいろと考えてみたところで、
心の奥底で思い描いている
本来あるべき姿には勝てません。

人は誰でも、深いところで
ずっと思っている姿があります。

人はこうあるべき
男はこうあるべき
女はこうあるべき

など思っています。

それが深ければ深いほど、
無意識にそちらに引っ張られます。

これは無意識の話なので、
どうしても引っ張られてしまいます。

そうなった時に何を拾うか?
が大事になってきます。

なんとなく感じていることが
自分を引っ張り上げてくれることなのか、
引っかかっていることなのか。

気づくことが大事です。

多くの人は他人の夢で生きています。

これが正しいとか、正しくないとか。

相手の反応を気にしています。

「認められたい」
「こうなったら認めてもらえるだろう」

と思いながらの行動は、
自分軸じゃないからきつくなります。

下手に自分を見せびらかす必要もありません。

人に見せたい、自慢したいっていうのは
認められたい思いがあるからです。

ビジネス的にやってる場合もあるけど。

それが原動力になって動けている
間はいいですが、それは結局、
自分の外側のことです。

そこだけにフォーカスしていると、
内側の自分が破綻していきます。

まわりの評価は気にせず、
自分は自分がやろうと思うことを
淡々とやっていけばいいです。

評価されてどうのこうのを
気にしていてはいい起業家になれません。

みんなが反対することでも
実行に移す決断力と行動力がある
経営者こそが世の中を変えていきます。

スティーブ・ジョブズにしても
孫正義さんにしても、まわりの理解を
はるかに超えて突き進みました。

人に言われたとか、
誰かの期待に沿うためとか、
認められたいからとか、
そういう理由から抜け出て、

自分がどうなのか?

感覚を取り戻していくといいです。

気持ちよく生きるために、
気持ち悪くなっているものを正していきます。

気持ち悪くなっているものは
外科手術しないといけません。

経営にも当てはまります。

自分がないがしろにしていた
部分には何か起きます。

外科手術しないといけなくなります。
直さないと癌になってしまいます。

早期発見、早期治療。

そうやって綻びは、そのつど直していきます。

外科手術を施して、直すべきところは直し、
手放すべきものは手放します。

変化に柔軟に対応していくことで
人生や経営のアップダウンを
くぐり抜けていくことができます。

原田正文