依存は素晴らしい

うちの会社は自由です。

自宅でも仕事できるので
毎日出勤しなくてもいいです。

やるべきことさえやってくれたら
自由に時間を過ごせます。

なので、自立したいとか
自由が欲しいという人が来ます。

でも、自由になりたい、自立したい、
依存したくない、されたくないと
とらえる人は甘いです。

自立したいという人は
すでに自立できています。

どの国に行こうが、
どの仕事を手に入れようが
どこまでも好きに選べます。

そしてそれを選んでいます。

だからすでに自立しています。
好きにする権利を与えられています。

自立していないと判断するのは本人です。

人に依存したくない、
会社に依存したくないとしても、
常に僕たちは依存しまくっています。

日本という国のインフラに
依存しまくっています。

僕だって会社のメンバーに超依存しています。

その人たちがいなくなったら
会社の事業計画は回りません。

どこまでも依存しまくっています。

依存は素晴らしいです。

超信頼して人が代わりに
やってくれるわけですから。

依存を切ってしまうと、
誰も信じられなくなりますし、
何もできなくなります。

みんな、そういうこと知らないんですね。

管理されたくない人は管理されます。

管理されたくない人は、
管理されない場所に行きます。

起業、独立したり、職人になったりします。

指示されたくなくて、
そういう仕事に就きますが、

必ずそこに組織力や管理を必要とする
場所が生まれてきます。

そうなるとその人はイヤだから、
居場所を変えて、また自分の
居心地のいい場所を探します。

でもやはりそのプラットフォームや
場所に管理されるような事実が出てきます。

そのため一喜一憂します。

管理されたくないと言って
フリーランスになっても結局、管理されます。

日本は管理されまくっています。

それを知らずして、管理されたくないと
言っているのはおかしいです。

依存も管理も素晴らしいんです。
その素晴らしさを知らないんです。

依存しまくり、管理しまくる。

管理するなら、みんなが喜ぶような
素晴らしい管理をする。

自立はそもそも存在していません。

自立、依存、管理から僕たちは逃れられません。

そこから逃れようと思うと、
反対にそこにとらわれます。

自分にこだわらなくなったら
自然に物事は流れます。

原田正文