それ、本当にやりたいことですか?

僕は、子供の頃は
ごく普通の生活をしていました。

成功とはほと遠い生活でした。

20歳の頃、成功したいと思いました。

億万長者の本を読んだ時に、

プライベートジェットでどこかに行ったり、
海外旅行に行ったり、
車を何台も所有していたりと
いろんなことが書かれていました。

スゲー、かっこいい!と思い、
自分もそんな風になりたいと
それを目指しました。

そして、27、8歳ぐらいに
年収が1億円を突破しました。

あ、すごい億万長者になったんだ、
仲間入りしたんだ!と
とてもワクワクしました。

しかし、蓋を開けてみれば
なんてことはありませんでした。

銀行口座にはお金がありましたが、
特に世界中を旅行して回りたい欲もなく。

物も買ってみたけど、
そんなに高い家具は買いませんでした。

興味なかったし、高い物を買うと、
すべてをその基準に揃えないといけなくなります。

タワーマンションにも住んでみましたが、
早く出たいと思いました。

ご飯もよく出前で
ココイチのカレーを頼んだりしました。

つまり何が言いたいかというと、

他人が達成した夢に憧れたのですが、
自分が実際になってみたら
そんなにワクワクしなかったんですね。

自分が本当に欲していることでは
なかったわけです。

他人に作られた夢は苦しくなります。

成功者はこうでなければならない。
金持ちはこうあるべき。

と自分を型にはめていってしまいます。

ラフな格好が好きなのに、
背広にネクタイをしていなければならない
となると窮屈ですよね。

そんな風に、みんなが思い描いている
「億万長者ならこうあるべき」ってのを
あなたは本当にしたいのか?ってこと。

もしかすると、
高級ホテルに行くより、
大自然の中でキャンプする方が
好きかもしれません。

何であなたがそれをやりたいのか?

本当にやりたいことなのか?

フェラーリを所有したいのは
フェラーリに乗りたいからではなく、

フェラーリに乗っている自分を
かっこいいと思ってもらったり、
認めて欲しいと思っていたり、
愛を感じたかったり、

そういうところまで掘りさげていくと
やる気も変わってきます。

「これをやる!」と目的を決めたら、

何でやりたいのか?
何のためにやるのか?

掘り下げてみてください。

原田正文