徘徊して気づいたこと

僕は真面目なんですけど、結構アホです。

僕がサラリーマンをしていた頃、
長時間、仕事ができなかったです。

どうにかやってましたが、
でも集中力が途切れます。

ずっと何十時間もパソコンに張り付いてると
だんだんと頭がおかしくなってくるので、
時々ふざけて息抜きしてました。

夕5〜6時ごろになると集中力が切れるんで、
徘徊って行事があったんです。

フロアーを徘徊して、
そこに人たちに話しかけるんです。

自分が仕事に集中できないから
人の邪魔しに行ってたわけですが。

それしてると、人の仕事ぶりもわかるし、
集中力が切れた時間帯なので、
みんなと仲良くなりやすかったです。

「こんなん、ムッチャやりたくないですよね」
とか言うと
「そんなん言うなよ」みたいなやり取りで。

けっこう和みました。

アホになると、それに
賛同してくれる人が出てくるんですね。

その人も一緒に笑って
アホになれるんで息抜きできます。

すごく正しい教えってすごく苦しいです。

「本当に私は正しく生きています」
っていう人がいたら怖くないです?

あなたは横断歩道を毎回ちゃんと
手を上げて歩いていますか?

一回も赤信号を渡ったことがないですか?

一回も嘘をついたことないですか?

と聞くと、きっと
みんな「ある」というでしょう。

もし一回もないという人がいたら
そっちの方が怖いです。

どんだけ真面目やねん!

反対に、真面目すぎて
アホに見えて笑ってしまうかも?

絶対というのはありません。

人は誰でもみんな、
アホなところを持っています。

だからそこを笑ったらいいんです。

僕たちは「こうしなきゃいけない」
というと苦しくなってきます。

それ以外できなくなるから。

人間、サボりたい時はあるし、
仕事に集中できない時もあります。

そこにちゃんと向き合って
できるようになろうよって時もあるけど、

「もうええわ」とアホになることも
時には大切です。

人間、楽しいことしか続きません。

辛いことをずっとやってたら
病気になってしまいます。

そんな風にならないためにも
どんな状況であっても
アホになって笑えることができるといいです。

それができる人は強いです。
笑うと生命力が増します。

アホになれるか、笑えるかは
生きていくうえでとても大事です。

原田正文