自分の鏡に映るものは?

人は自分の価値観を大事にしがちですが、
よくよく見てみると、
かなり矛盾を抱えています。

僕の場合で言えば、例えば、

・結果が全て

 → 過程を大切するシーンもある

・一生懸命な人はいい

 → そもそも一生懸命は
どう計測すればいいかわからない

・誠実に生きる

 → 嘘をついたことが人生で
一度もないなんて言えない

といろいろと矛盾が出てきます。

光があるということは闇も存在します。

闇の存在は光があってこそ認識できます。

光がなければ闇もないし、
闇がなければ光も認識できません。

つまり、
自分の中に矛盾を抱えていても
それはそれでいいんです。

全ての個々の価値観は正しくもあり
間違いでもあるわけです。

それはその時の状況や人によって
正しくも悪くもなるもの。

絶対的なものではありません。

だから、関わる人全て、
その人の価値観は正しいと思いたいです。

いろんな個々の素晴らしさがありますから。

僕は相手を攻撃したり、
自分を守ることに躍起になるより、

相手を受け入れて生きていきたなー
って思います。

歩み寄っていきたいって。

それはある意味、期待を手放すことでもあり、
期待を過度にすることでもあります。

常に自分のなかの矛盾を抱えながら
生きていくことは結構大変だけど、

その分、周りの人、今まで関わってきた人
みんなを愛せるな、受け入れられるなって思えます。

そうするとみんな自分の一部であり、

目の前の相手は自分と鎖で
つながっているような感覚に陥ります。

しかし、多くの人は自分と周りは
別の存在だと言って切り離します。

自分ことは棚に上げ、
自己承認欲求を満たすために
不器用に相手を攻撃することもあります。

ただ愛してもらいたい、
弱い自分のままでもそばにいてほしい

って正直に言えばいいのにね。

自分と他人を切り離すことは
自分自身を自分から切り離すこと。

困っている人がいたら、
知らんぷりではなく、
飛んでいける大人でありたい。

自分は関係ない!とか
極力、思いたくないです。

結局のところ、別々の存在じゃないから。

どこかでつながってて、
みんな、自分の一部。

だから幸せになってほしいし、
豊かな人生を歩んでほしいと思います。

原田正文