勝って反省、打たれて(負けて)感謝

僕は過去10年間剣道をしておりました。

その中で

「勝って反省、打たれて(負けて)感謝」

という言葉があります。

武道の世界もビジネスの世界も
一緒だなと思います。

剣道は相手がいるから試合ができます。

ビジネスも同じです。
常に相手がいるからビジネスができます。

相手がいるから試合をして、
勝った、負けたがあります。

僕らはたとえ一度負けたとしても、
何度でも立ち上がって挑戦することができます。

相手がいなければ、挑戦しようがありません。

それができるのは相手がいるからこそです。

相手があって試合もビジネスが進みます。

でも、ついそれを忘れて、我欲が出てしまったり、
自分だけの考えで押し通そうとします。

そして、何かうまく回らなくなった時、
初めてそのことに気づきます。

だからこそ、自分を手放して
まず感謝しなくてはなりません。

これを意識しないとすぐに忘れて、
思わぬところで足をすくわれる
可能性があります。

試合は一人でするものではありません。

相手との関わりの中で
切磋琢磨して磨いていくものです。

どんな結果が出ても、常に反省し、
常に感謝を忘れないようにしたいものです。

自分がやっている、
自分の力で動かしている、

と思ってしまうこともありますが、

実際は、相手がいてこそ、
まわりの人がいてこそ成り立つものです。

周りに配慮して、確認を取り、
感謝を忘れずに、最善を尽くしていく。

自分の内と外とのバランスを見て、
常に調整することを忘れないようにしたいものです。

自戒を込めて。

原田正文