失敗の先にあるものは?

ユニクロの柳さんが「一生九敗」
という有名な本を出しています。

彼の自伝的本なのですが、この名の通り、

10回挑戦したら9回負けて、1回勝つ

という話です。

10回挑戦して9回負けても
1回勝てば、彼のような大成功が得られるわけです。

エジソンもよくその例に挙げられますね。

彼は10回どころか、1000回
ぐらい実験したらしいですから。

それでやっと1回の成功。

それが人類の生活を大きく変えました。

おいおい、たった一回しか成功してないんか!?

と思ってしまいますが、

一体、成功ってなんでしょうね?
負けってなんでしょうね?

もしユニクロの柳さんもエジソンも
9回目、あるいは999回目の失敗の時に、

「ああ、もう、やーめた!」

となっていたら、一体どうなっていたでしょう?

負けたっていっても、「敗者です」って
名札つけるわけでもないし、

普通に道歩いてても、よほど意気消沈してたり
みすぼらしいのでなければ、

その人が勝っているか負けているか
なんてわかんないですよね。

999回の失敗は失敗ではなくて、
それではないことがわかったという成功だ

とエジソンは言ったとか。

負けってなんだろう?って思うと、

自分が「負けた」って思ってしまう、
自分で自分の負けを決めてしまう、

つまり自分自身に負けてるんですね。

挑戦していくと傷つくこともあります。
失敗したくないと思います。

失敗したくないと思うのは、恥をかきたくないから。

英会話に挑戦してみたい。

でも失敗したらどうしよう? 

もしやってみて長続きしなかったら?

って不安になってやらない。

周りの友達に「英語習うんだ。マスターするんだ」
と言ったにも関わらず、

英語が喋れないままやめたら
格好悪いし、恥ずかしいと思います。

思い切って転職しようとか、
主婦だけど在宅ワークしたいとか、

でも新しいことだし、知らないこと多いし、
恥をかきそう、、それは恥ずかしい。

何かをしようとする時、このような考えが頭をよぎり、
結局、行動できず終わってしまいます。

英語が喋れなくても、
転職失敗しても、
在宅ワークできなくても、

日本ではそうそう死ぬことありません。

借金まみれになっても帳消しにできますから。

僕たちは何を恐れているんでしょうか?

失敗したらどうなると思っているのか?

考えてみてください。

原田正文